名乗るだけの留守電
電話は基本的にその場では出ずに、
留守電に回して、要件を聞いてから、かけ直すかどうかを判断しています。
まぁ、けっこうな確率で、留守電には残らないんですけどね。
それはそれでいいのですが、
問題はどちらかというと、留守電に残るケース。
用件をいってくれないのです。
「◯◯の△△です。またかけ直します。」
えーそれだけかぁ、と。
私が聞きたいのは、
「☆☆の件でお電話しました」の「☆☆」。
留守電は音が聞こえづらいこともあって、
この「☆☆」に向かって、気持ちをひとつに集中させています。
半数くらいは、用件を話していただけるのですが、
残る半数は、名乗って終わりです。
そうすると、こちらとしては、思案を巡らせないといけない。
うーむ、これはこちらからかけるべき案件か、
それとも待つべき案件か。
こちらからかけるなら、
どんな用件が考えられるか。
じゃあ、先回りして、何を準備しておくべきか。
かけ直せばいいじゃん、と思われるかもしれませんが、
電話というのは、人様の時間を強制的に頂戴することになるので、
イヤなのです。
だから、再度かけ直しになったり、
長電話になったりすることを避けたい。
それと、これは内向型の特徴とされますが、
急に心のスイッチを切り替えられません。
電話口で、急に話を振られると、
焦ってうまく答えられなくなってしまいます。
なので、できるだけ準備をした上で臨みたいのです。
(とまぁ、こういった事情もあって、
電話は効率が悪いので、基本的に使ってはいません。)
いずれにせよ、
「用件」を伝えてもらえば、
こちらとしても、きちんと対応ができるのですが、
それが伝えられないと、それができず、
無用なエネルギーを消耗してしまいます。
そしてそれは、
留守電をする側にとっても、非効率なことだと思うのです。
ちょっとした心がけでできることだけに、
非常にもったいないことです。
もったいぶらずに、さっさと伝える
これを反面教師として、
自分が仕事をするときには、
もったいぶらずに、
伝えられるものはさっさと伝えるよう心がけています。
お客様との打ち合わせの際には、
できるだけ、こちらが話したい内容は、
事前にメール等でお伝えするようにしています。
その方が、
お客様としても、
事前に準備しておくものや、
おおよその面談時間など、
準備しておけるものがあるだろう、と思うからです。
(議題や内容、時間の兼ね合いによっては、
これが難しいケースもありますが)
逆に、継続のお客様からご相談ごとがある際は、
「差し支えなければ」
「可能な範囲でかまいませんので」
と前置きした上で、
ご用件を前もってお伝えいただくようにしています。
その方が、下調べができるので、
議論を深めることができます。
「他人にやられて嫌なことを、自分がやるな精神」ですね。
あまり背負い込みすぎると、
仕事が進まなくなるのですが、
ちょっとした心がけでできることは、続けていきたいですね。