うまくいった瞬間に反省してしまう自分につける薬はあるのか

ひとり仕事のセルフコントロール

せっかくできたのに、
うまくいったのに、
その刹那、心に浮かんでくるのが、
反省の言葉だったりすることがあると思います。

素直に喜べばいいのに、
いたずらに自分を責めてしまう心のクセ。

完璧主義的な思考を緩めるための
方法はないのでしょうか。

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うまくいった瞬間に反省をしてしまう

せっかくうまくいったのに、
自分を褒めるということができずに、
できた瞬間から、
「もっとこうすればよかったのに」
と反省してしまう、心の癖があります。

たとえば最近でいうと、
日頃から、コーヒーを飲む習慣があったのですが、
思うところがあって、やめてみました。

やめた理由は、
「コーヒーを飲まないと動き出したくない自分」
ができあがっていたことです。

「コーヒーを飲むと、元気になる」ということで、
当初は好んで飲んでいたわけですが、
常用していくうちに、いつの間にか、
「コーヒーを飲まないと、調子が出ない」と、
依存的になっていったのです。

人にもよると思うのですが、
私はカフェインを感じやすい体質で、
飲みすぎたり、飲む時間が遅くなると、
夜眠れなくなってしまいます。

夜寝付けないことが格段に増えると、

・朝起きられない
・だるくて動き出せない

とマイナスの影響が目立つようになってきました。

こうなってくると、
コーヒーはもはやストレスになってしまいます。

しかし、
飲むと(そのときは)調子がよくなるし、
味としても美味しいので、
どうしても断ち切ることができず、共存できる方法はないか?
と粘っていました。

しかし、うまくコントロールできず、
ついつい飲みすぎてしまうか、
量が足りずに我慢してイライラ、
という状況がつづいていました。

ですが、ある夜、0時を過ぎても目が冴えて、
どうしても眠れず、あーもうだめだと思い、
Kindleでカフェイン断ちの本を片っ端から探して読み漁り、
アルコールをやめたときの本をもう一度熟読したところ、
未練なく、スッパリと、
「ああ止められる」
と境地にたどり着いたのでした。

自分の中で確信に近いものがあり、
たぶんもう飲みたいと思わないだろう、
というところに脳みそを持っていくことができました。

時間にして、1時間程度です。

しかし、そこでふと心に浮かんだ言葉が、

そんなに早く終わるなら、
なんでもっと早くやめられなかったの?

と。

いやぁー、そりゃあそうなんだけど、
さすがに厳しすぎやしないですかね、自分。

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反省は度が過ぎると、粗探しになる

なぜ、このような考え方をしてしまうのか。

ネガティブが浮かんだのは、
とっさのことです。

つまり、自動思考です。

自動思考というのは、
一定の状況下で、自分の意思とは関係なく、
瞬間的に起こる考えやイメージのことです。

つまり、条件反射で、
「いいことが起きたら、悪い点を見つける」、
というような発想が生じるようになっているのです。

その背景にあるのは、完璧主義です。

98点を取っても、
獲得した98点よりも、
失った2点に目がいってしまう。

そういう捉え方をする癖がついているのでしょう。

また、「反省はいいことだ」という思い込みもあります。

反省は、
改善点を見つけようという心がけであり、
非常によいことではあります。

しかし、反省は過度になると、粗探しになります。

客観性のない、ただの自罰感情です。

今回のケース、
分かりやすくいえば、
「ちょっといいことあったからって、浮かれてんじゃねぇぞ」
と訳せるでしょう、

ちょっと悪質です。

こうやって、無意識のうちに、
自分で自分をいじめていると思うと、ちょっと怖いですね。

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どういう対処がありうるか

対処法として、よく目にするのが、

・ポジティブに考えよう
・自分を褒めよう
・加点主義で考えよう

などということですが
きれいごとのように感じて、
素直にはなかなか受け入れられるものではありません。

より現実に、私が実践している方法として、
自動思考を遮る(さえぎる)、
というのがおすすめです。

なにか、自動思考でネガティブな考えが浮かんだら、
「それは違う!」
「そんなことはない!」
と、考えを遮るように、脳に信号を送るのです。

これによって、
自動思考がそのままダラダラ続いてしまうことを防げます。

自動思考自体を完全に矯正することは難しいですが、
このように脳に信号を送ることによって、
自動思考を弱める効果は期待できます。

もう1つ、心がけていることとしては、
両面観を持つ、ということがあります。

両面観とは、
「ものごとには、良い面と悪い面の両方がある」
という、ものの見方のことです。

たとえば、
冒頭のエピソードでいえば、

そんなに早く終わるなら、
なんでもっと早くやめられなかったの?

と浮かんだマイナスに対して、

やめられずに苦しんだ過程があったからこそ、
すっぱり辞めることができたのだ、
そこは評価すべきだ。

という、プラスの考えも浮かんだのでした。

ネガティブな自動思考に流されて
ひたすらに落ち込むことなく、
冷静な受け止めができたのは、
両面観の考え方で即座に切り返すことができたからでした。

どんなことであっても、
・100%良い
・100%悪い
ということはなく、
なにかしら、良い面も悪い面もあるものです。

そこで、悪い面だけをいたずらに取り上げて、
自分をなじるのではなく、
バランスを持った捉え方をできるよう、
心がけていきたいものです。

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