将来の売上予測は無意味なのか――ザックリでいいからやる意味

お金の管理は自分でやろう
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将来の売上なんて分かりっこない、
という声をよく聞きます。

でも、
予測が正確である必要はなくて、
正確性とは違うところに、
予測の価値があるように思います。

読めない売上を予測する意味はあるのか

「来年の売上、どのくらいになりそうですか?」

とお客様にお聞きすると、
皆さん口々におっしゃるのが。

「分かりません」
「読めません」

と。

たしかに、自分自身の事業を顧みても、
まぁーーー、どうなるか分かりません。

毎年、確定申告で年間の売上を集計すると、
「そうなったかぁ」と想定外な感じがして、
狙った方向に着地したことなどありません。

それでも、
将来の売上を予測することは意味があるし、
やるべきと考えています。

売上予測と天気の長期予報は似ている

正確に見積もれない将来の売上を予測することに、
どんな意味があるのか。

これはちょうど、長期の天気予報に似ているな、と感じます。

今は天気予報もすごく便利になっていて、
スマホアプリで、
地点ごとの天気予報を、
2週間後くらいまで出すことができます。

旅行なんかを予定していると、これを見て、

「あぁなんだ、曇りか」
「うわ、雨に変わっちゃった!」
「いや、やっぱり晴れるみたい」

などと一喜一憂するわけです。

季節にもよるのでしょうけど、
個人的には、結構コロコロ変わるイメージで、
それほど当てにならない気がしています。
(ごめんなさい予報士さん)

けど、じゃあ意味がないかというと、
そんなことは全く無くて、めちゃくちゃ参考になります。

この、

正確かどうかは別にして、情報として参考になる

という感覚が、
売上の予測にも当てはまるのです。

予測する意味①叩き台として機能する

では、その予測する意味とは、どういったものか。

一つには、叩き台として機能する、というもの。

正確なものでなくたって、
予測があれば、まずは叩き台として機能します。

天気予報でいえば、
とあるサイトの予報では、
信頼度がA~Eで付記されています。

もし信頼度Eとなれば、
本当にどうなるか分かんないよ、というわけです。

とはいえ、なんにも手がかりがないよりはずっとよく、
とりあえず「晴れ」となっていれば、
少なくとも、そのつもりで心の準備くらいはできますね。

同じように、売上の予測でも、
とりあえずの数字をいったん出してみます。

手元にある実績をベースにしてもいいし、
ネットから取ってきた金額を仮置きしてみてもいいでしょう。

まずは1ヶ月分計算してみて、
×12ヶ月すれば、年間の数字にはなります。

できれば、原価や経費についても同じように並べてみるといいですね。
(保守的に、若干多めにするのがオススメ)

ツッコミどころは満載でしょうけど、
とりあえずの叩き台ができます。

これだって、
とりあえずの拠り所ができますので、
ないよりはずっといいです。

予測する意味②ざっくりしたシミュレーションができる

そして予測があれば、
ざっくりとしたシミュレーションはできます。

もし、天気予報が「雨」となった場合、
屋外でのレジャーだったら、
それ相応の対策はしなければいけないわけですよね。

実際に雨が降るかどうかは別として、
予報として雨として出ていたら、
何かしら考えなくてはいけません。

売上についても、同じようなことがいえます。

売上が読めないといっても、
たとえば、

・楽観的な予測
・悲観的な予測
・その中間

と3パターンつくれ、となれば、
なんとなくできるでしょうし、
ざっくりとした落としどころは見えてきます。

この時点で、
自分の脳内でなんとなく描いていたものとの
ギャップが見えてくるはずです。

「あれ、意外と行かないもんだな」
「案外いけるじゃん、心配しすぎだった」

こういった感覚が得られるだけでも価値がありますし、

・単価を見直す
・経費を絞る
・もっと大胆に投資する

といった軌道修正も自然と判断しやすくなります。

このように
正確な見積もりではなくても、
シミュレーションするためのものとしては、
ザックリしたもので十分なのです。

予測する意味③先が見えない不安が和らぐ

個人的にはこれを一番強調したいのですが、
売上を予測することで、先が見えない不安を和らげることができます。

天気予報だって、
2週間後の予報が「ある」ということが、
必要な人にとっては、ありがたいわけです。

当たるかどうか分からなくても、
「ある」と「ない」でどっちがいいかといえば、
「ある」方が絶対いいはずでしょう。

それがたとえ雨予報であっても、
しょうがねぇかぁ、と腹が決まります。

それとは反対に、
予報がない世界を想像してみると、
どうなるか分からない、
まったく手がかりがないとなると、
なんだか気持ち悪い感じがしてきます。

たとえば、最悪を考えて、
雨だったときに備えておく、
ということができればいいんですが、
不思議なもんで、
人間、なかなかそれができないんですよね。。。

売上の予測も、これと同じです。

たとえ正確なものでなくたって、
たとえ予測の結果、よくない結果が出てきたとしたって、
予測はあった方がよい、と考えます。

とくに、私のように、心配性な人なら、なおさらです。

たいがいこういったとき、
不安が膨らんで、
悪い方向、悪い方向に考え、
現実的にありえないレベルになっていたりするのです。

もちろん、
慎重になるのはよいことではありますが、
ビビって縮こまってしまい、
何もできなくなってしまうのはよくありません。

そうではなく、
まずは冷静に見つめる必要があります。

そのために、
「数字」という客観的な指標があるとよく、
妄想のなかで膨らんでいってしまった不安を、
現実的な、悲観的な見積もりへと収束させることができるのです。

そのための予測としては、
ばっちり正確なものまではなくてもよくて、
ざっくりした見積もりで十分なのです。

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