独立後は、商談は自分でしなくてはいけません。
しかし、「駆け引き」「交渉」。
苦手な人も多いでしょう。
しかし、ネットであれば、
苦手な商談を避けることができます。
対面での商談が苦手
商談が非常に苦手です。
もともと、交渉ごとが嫌いで、ずっと逃げてきました。
たとえば、値下げ交渉。
当然のように、オファーしてくる人もいますが、
つい、押し負けそうになってしまいます。
料金表というのは、自分で決めた基準に過ぎないので、
強気に押されると、
つい揺らいでしまいます。
また、できないことをハッキリ伝えるのも苦手です。
たとえば、
「電話での問い合わせはできません」と伝えて、
そこで断れたら…とか、
そこで交渉されたら…と思うと、
なかなか伝えられません。
そして、いつまで経っても慣れないのが、
お断わりすること。
申し訳ないし、
なんだか自分がえらそうな気がして、
商談が終わったあと、決まって自己嫌悪に陥ってしまいます。
仕事の条件や価格をネットに出す
こういった辛くてしょうがない商談を避けるために、
ネット上に、価格や仕事の条件をオープンにしています。
価格は、シンプルに、2~3プランに絞っています。
本当は、会社の規模や提供内容などによって、
細かく分けたいのですが、
あまり分かりにくくすると、
結局、「見積もりください」といわれてしまいますので。
また、できないことを明示しています。
・電話問い合わせ
・ブラックな節税
・帳簿づけの代行
は、どんなお客様であってもやらない、と決めているので、
できません、と明記しています。
ランディングページでは、
通常、こういった都合のよくない情報は、
下の方に小さく書いて終わりかもしれませんが、
必ず読んでいただけるように、
大きくスペースを割いています。
手の内を隠しておくべき理由が無い
これによって、ネットからのお問い合わせで、
価格交渉をしたり、
できないことを説明したり、
条件が合わない方に、直接お断わりする必要がなくなりました。
また、思わぬところでは、
リアル営業の場でも、
価格や条件を比較的、ハッキリ伝えられるようになりました、
(あくまで比較的、ですけど)。
これは、ネットに条件をさらすために、
価格をどうするか、
仕事の条件をどうするか、
確たる基準ができたことによる副産物でした。
交渉が上手であれば、
手の内を明かしてしまうのはマイナスかもしれません。
しかし、そもそも交渉をしたくないわけで、
あえて隠しておくこともありません。
もちろん、
独立当初、仕事を選んでいられない状況で、
あれもできない、これもできないと書きすぎてしまって、
問い合わせが全く来ない、となってはいけません。
しかし、経験を重ねるうちに、
・こういう条件では受けてはいけない
・この仕事はやらない
というものが見えてくるはずです。
金額だって、結局は決め打ちで出すしかありません。
そういったものを書いておくことで、
商談によって神経をすり減らすことが減っていけるのです。