家計簿アプリのマネーフォワードMEで、
入力漏れがないかを確認し、
調整する方法を説明します。
家計簿は、漏れが出ちゃうと、意味がない
独立したら、
家計簿をつけることをおすすめしています。
収入が不安定である以上、
生活費を含めて、
生計を維持しているかを日々ウォッチする必要性が、
会社員以上に高いからです。
家計簿はめんどうくさいというイメージがありますが、
家計簿アプリをうまく使えば、
このめんどくささを回避することができます。
私のおすすめはマネーフォワードMEです。
インターネットバンキングや、
クレジットカードと自動連携することによって、
出入金情報を自動で取り込むことができるからです。
しかしマネーフォワードMEを使う上で、
気をつけたいのは入力漏れです。
入力漏れがあると、
収入と支出を正しく把握ができないからです。
そうすると、
現実に即した分析ができません。
とはいえ、
自動連携しているもの、
たとえば銀行口座やクレジットカードの利用記録などは、
ズレることはほぼありません。
問題になってくるのは、
連携をしないものです。
典型的には現金。
ほかには、PayPayや、
ネットバンキングにつないでいない銀行口座など、
自動連携に対応していないものを記録している場合は、
それらも入力漏れが生じる可能性があります。
口座の残高を合わせれば、漏れは無くなる
この入力漏れのの解決法は、
口座の残高を合わせることです。
スマホアプリの「口座」ページで、
一覧として見ることができると思います。
これが口座です。
※ちなみに、同じものが2つあるのは、妻の分です。
この「口座」の金額を
正しいものに調整することによって、
自然と収入や支出も調整することができ、
入力漏れがなくなるのです。
数値例を出してみた方が分かりやすいですね。
たとえば、現金の残高が、
8月末に2,000円、
9月末に1,500円だったとします。
単純に考えて、
500円だけ残高が減っていますね。
つまりこれは家計簿でいえば
支出500円
ということになります。
仮に、家計簿アプリ上、
8月末の現金残高2,000円から、
何も記録されていなくて、
9月末の残高も2,000円のままだったとしたら、
どのように調整すればいいでしょうか。
現金残高が2,000円→1,500円になるようにすればいい、
ということですね。
そのための調整として
支出500円
を入力する、ということになります。
これが、口座の残高を合わせる、ということです。
ご存知のように、
家計簿には収入と支出の2種類しかありません。
収入とは、口座にお金が入ること、
支出とは、口座からお金が出ていくことです。
どちらも口座からのお金の出入りによって、
口座の残高が動くものです。
なので口座の残高を合わせれば、
必然的に、出金と入金が漏れなく入力できる、
という理屈です。
もちろん、内訳がどうなっているかまでは分かりません。
支出500円といっても、
3,000円もらって3,500円払った結果かもしれませんし、
1,500円もらって2,000円払った結果かもしれません。
あるいは単純に500円払っただけなのかもしれません。
また、何に対して払ったものなのか、
何について受け取ったものなのか、
ということも分かりません。
しかし、
どれだけお金が動いたか?
ということについては、
確実に正しいものになります。
家計簿において最も大切なのは、
どれだけお金が動いたか?であり、
その内訳がなにか?については、
優先順位はひとつ下がります。
その意味では、
残高を合わせることで、
入力漏れをなくすことは、
帳尻合わせとして非常に大事なことです。
操作方法とコツ
具体的な操作方法は難しくありません。
マネーフォワードMEのスマホアプリ上、
口座の画面で、
調整したい口座をタップします。
つづいて、
右上の歯車ボタンを押すと、
残高の調整という項目があるのでそこをタップします。
金額をタップすると修正できるので、
実際に手元にある金額に直して、
確定→更新する、
を押していけばOKです。
すると、
調整するための入力を自動でやってくれます。
これで入力漏れを無くすことができます。
なお、調整をする際のコツを3つほど。
①科目(カテゴリ)は食費にする
残高調整の金額(使途不明金)については、
いろんな考え方がありますが、
科目(カテゴリ)は、
食費に混ぜてしまってよいのではないかと思います。
ズレの要因として、
一番に考えられるものですし、
食費は金額が大きくなりがちだからです。
ただ、あまりにも金額が大きい場合は、
ある程度その他のカテゴリーにも振り分けたりはします。
②残高調整は毎週と月末に必ず行う
残高調整は、
ある程度間隔を空けずに行った方がいいです。
毎週1回、残高合わせをしていれば、
ズレの原因がある程度わかったりします。
入力漏れがなくなるとはいっても、
内訳が正しく出せないと分析しにくくなりますので、
できれば避けたいところです。
記憶がぎりぎり続く限界が、
一週間ぐらいかなぁと思います。
それと、月末にも必ず残高合わせをしましょう。
家計簿は1ヶ月単位で見るからです。
月末で残高を合わせていれば、
1ヶ月の収支がずれることはありません。
③収入は確実に捕捉する
収入については、
その経路が限られているので、
捕捉しやすいです。
その多くは銀行口座からの引き出しでしょう。
インターネットバンキングつないでいれば、
それは把握できます。
あとはたまにしかないであろう、
現金をゲットする機会を確実に捕捉することです。
ここは気をつけておきましょう。
なぜかというと、
収入についてはしっかり把握しておけば、
残高を調整せざるを得なくなるといっても、
キズが浅くて済むからです。
たとえば、
残高を調整した結果として
支出500
だったとして、
収入が混じっている可能性があるのか、ないのかでは、
キズの深さが変わってきます。
もし、収入が混じっているとしたら、
極端な話、
・収入100,000
・支出100,500
を調整した結果、
支出500なのかもしれません。
そうなると、家計簿の見方がかなり変わってきます。
なぜ100,500円もの金額を支出したのか?
を掘り下げて考えるのが、
家計簿の役割だからです。
ですが、収入が混じっている可能性がないのであれば、
支出500、という結果しかありません。
あとは支出500円が、
食費なのか、日用品なのか、
あるいは趣味に使ったのか、
ということが分からないというだけの話です。
であれば、
全部食費にしておいてもいいや、
ぐらいに考えることができます。
数値例としてはやや極端でしたが、
そのくらい、
残高がずれる可能性を消しておく
重要性は高いということです。
(PayPayボーナスの数円などでしたら、別に問題ないんですけどね)
【編集後記】
昨日は、オフ。
少し町中に出かけましたが、
緊急事態宣言中とはいえ、
人の流れはそれなりにありましたね。。
【一日一新】
大人のお絵かきアプリ
【昨日のYouTube】